時は西暦2365年。
人類が宇宙へ旅立ち、ここ木星の衛星ガニメデに住んでいても 俺たちの日常は人類が地球に居た頃とあまり変わらなかった。 幼馴染みと学校へ通い、授業を受け、放課後を友人たちと楽しく暮らす… そんな日常は、変わらない…はずだった。 |
人々は時代をただ清流のように流れ続けるものと思い過ごしていた。
しかし、時代は忘れてはいなかった。 歴史に光が差す前に、必ず嵐のあることを…。 突如現れた歴史の渦が、俺を…俺の大切な人を、押し流し飲み込んでいく。 歴史を個人が変えることは出来ないのか? ただ歴史に流される中、俺が手に入れた唯一の真実は… ”私は待っていた…、怖れを棄て旅立つ、この時を。” さよなら、ジュピター… |
遙か未来の、遙か遠い星での、何気ない日常---
物語の始まり 物語は2365年の10月25日の朝から始まります。 あなたは木星の衛星ガニメデに住む高校生で、兄と父と一緒に住んでいます。 隣に住む幼馴染みの妹…葉月や、ベルダンディ星からの留学生トロ、そして自分の兄と楽しい学生生活を送っています。 木星圏は火星国の植民地支配を受けており、 木星の政治は独立か、隷属かで揺れ動いています。 そんな中、あなたの元に、ある知らせが届きます。 幼馴染みの姉であり士官学校に通っていた神無が昇進し、一時帰宅するというのです。 葉月や兄は大喜び、トロも加わり神無さん昇進パーティーを開こうとします。 |