| The Single Flagship TAMAKAZURA Plan Room THE FUTURES WATCH FOR HOPE, AND THEN HOPE IS WITH US. One war broke out in 2366, the sun system. It is the result thing which is trivial for the history of the human race but for the people in the those days, it is an important event. |
| Vanishing Points 〜さよなら、ジュピター…〜の世界 |
S「ガニメデの開発当初、大量の小惑星をぶつけたのには次の2つが大きな理由である。 一つは表面を覆う薄くて堅い氷の層を破壊し熱伝導効率を良くするすることがあった。ガニメデの21世紀現在の内部構造は図の様になっていた。そして、もう一つが今まさに問題となっている、ガニメデ自体の自転速度を変えるためだ」 M「ガニメデの自転速度を変えて、何か良いことがあるのですか?」 S「さっきも話したように、ガニメデは木星からの大量の放射線を浴びていた。無論、それは大気構成と人工のドームによってある程度までは防ぐ事が考えられたが、しかし、やはり長期間の放射は蓄積して人体に悪影響を与える事が明らかだった。そこで星自体を回転させて、単位時間あたりの照射量を減らす…という計画に出たわけだ」 M「……なんか、無茶苦茶な話ですね…」 S「確かに。しかし、たとえば金星のテラフォーミングなどは小天体をぶつけて自転速度を上げて、分厚い大気を吹き飛ばしてしまおう、なんて案が昔から科学者の間からは持ち上がっていたし、当然計算上は可能だったわけだから、それほど科学的論拠を無視しているわけではない M「まぁ、その話なら聞いたことがありますよ。小学生あたりが読みそうな宇宙科学の本にも載っていましたから」 S「とにもかくにも、今までにない規模で人類は天体を開発する段階へ入っていき、後世にいわれるところの『史上、最も困難な楽園作り』と言われるテラフォーミングになったわけだ」 |
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