今まで、玉鬘プロローグ、さよじゅぴのぷろぐらむの部分が如何に適当に作られたか、を話してきた。しかし、既にその系統のネタは切れた。無論、適当な設計などの話は幾らでもあるはずだが、それが記憶の彼方に有るため、手出しができないのである。実に困った
そこで、過去の探索はこのくらいにして、未来へと、目を向けていきたい。
今、冬コミに向けて、さよじゅぴプログラムの改訂作業をしてる。その主なところは、ロード画面の改善、というやつ。残念ながら、Windows標準の外観は変わらない。これを何とかしようとすると、「システムと世界との融合」という厄介な問題が出てきて、それを解決するには僕の能力はあまりにも小さい。
とりあえず、今のロード画面がどのように変遷していったのか、今後どのような姿で現出しようとしているのか、について書きたいと思う。
プロローグ篇の時は、ロード画面を作る暇が無かった。そのため、「1つだけのセーブスロット」という、ロード・セーブに特別なインターフェースが要らないような制限を加えた。プロローグ篇では分岐もそんなに無かったため、中断のセーブだけで充分だ、と言い訳しながら。
なお、セーブ時には「セーブしました」、ロード時には「ロードしますか[y/n]」というメッセージボックスが出現した。インターフェース設計など何も考えてはいない、僕もそんなプログラマの一人だった。
99冬から00年の春が終わるまでロードを複数化する試みは行われていなかった。インターフェース軽視の端的な現れ方ではあった。(ユーザーインターフェースは最後の一枚。それより重要な機能の実現とバグつぶしが‥‥というわけ。)
5月に「コンピュータは難しすぎて使えない」を買って、そこに書かれていることに大いに反省した僕は、マトモにインターフェースという奴について考え始めた。だいたい、以下の様なことを考えたわけだ。
そうした結果できたのが、さよじゅぴのインターフェースだ。知らないひとは、ぜひ体験版をダウンロードして、どのようなロードインターフェースを実現しているのか確認して欲しい。
内部での調査により、「ロードしたデータを上に持ってくる」という機能は却って混乱を招く、とう結果が出た。そこで、この機能は取りやめ、別の表現で最近ロードしたデータを判別できるようにする。
また、現在セーブ時には「二度と表示させない」オプション付きのメッセージボックスを出現させているが、それに加えて音を鳴らす事にする。
さらに未来には、セーブデータの目的別のくくりとか、システムと世界との融合とかが待ちかまえているわけだが、今回はこのくらい。
ま、こんな所。読み返してみたけど、この三回で言葉遣いが全然違う。なんだかなぁ。
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